2022/09/06 17:45
私は樹木や巨石が好きで、旅先では必ず彼らと触れ合える場所を訪れます。
文字通り触れ合います。
特に好きなのは、額、足の裏、背骨をくっつけること。裸足になってよじ登るのも好きです。
自然大好き!というような子供ではなかったので、いつからそうなったのか定かではなく、これといったきっかけも思い当たりません。
「初めからそうであったことを、今ははっきりと自覚している」としか言いようがないのですが
理由があってだんだん好きになってきたというのではないことは確かです。
裸足で巨石の上に立っている時は、エネルギーを感じている、受け取っているというよりは
自分の細胞が岩と同化していくような感覚です。
癒されたり気づきを得たりという類のものでもないので、なんでそんなことが好きなのか、我ながら物好きですよね・・・。
精油の歴史は、錬金術が始まりと言われています。
錬金術師たちが鉱物からエッセンスを取り出そうとして実験を重ね、ついぞそれは成功に至らなかったけれど、
その技術を応用して植物からエッセンスを取り出して生まれたのが、エッセンシャルオイル(アロマ精油)だそうです。
私には、ここに大きく心揺さぶられるものがあります。
精油は、自然界にそのままの形で存在しているものではありません。
錬金術的なプロセスを経た、そういう意味では決して「ナチュラル」なものではないからこそ
初めて発する波動というものを持っています。
それこそが精油の醍醐味で、癒しや気づきを与えてもらう、サポートしてもらうという付き合い方だけでは引き出せない
まだ見ぬ力が精油にはあるような気がしています。