2024/12/19 12:30
東洋には「陰陽」という概念があります。
道教(タオ)の教えに起源をもつ宇宙観・世界観で
あらゆる事象は陰と陽のバランスによって成り立っているとするものです。
夜は陰、昼は陽です。
一年で最も日が短い冬至は陰のピークとなり、
ここを境にだんだん日が長くなることから
冬至は「陰が極まって陽に転ずる日」と表現されています。
この大きな陰陽の切り替わりは、私たちの心と身体にも起こります。
エネルギーが大きく動くので、体調や感情が大きく揺れ動いたり、
冬至を機に物事の流れや外側の世界との関わりかた、
あるいは心境が変化したりする人もいるかもしれません。
陽に向かうということは、明るい兆しが見えてくるということ。
冬至は新しく生まれ変わる日です。
エネルギーは「氣」ともいいます。
自分は宇宙の一部なのだという自覚があれば
「陰が極まって陽に転ずる」エネルギーの流れにそのまま身を委ね
宇宙の氣そのものになることができるでしょう。
しかし自分と宇宙を分けていると変化に振り回されたり、
逆に振り回されまいと無駄な抵抗をしたりして
このタイミングをうまく活かせないばかりか、
自分のエネルギーを浪費してしまうことになりかねません。
心から望む自分に生まれ変わりたいなら
古いこだわりを捨て、宇宙を信頼して明け渡しましょう。
その日はもうすぐやってきます。
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